大学院案内 医学生、医師の皆さんへ

大学院生の声

大学院生の声

みなさん、こんにちは。
 呼吸器内科学で研究中の大学院生のライフスタイルを投稿します。
●月曜日
AM 8:15
:毎朝の新規入院患者さんのプレゼンテーション(病院臨床チーム)が終わり次第、臨床論文抄読会が始まる。これは、院生が基礎研究にのめりこむあまり、臨床での最新医学から遠ざかってしまうことを避けるための会である。呼吸器領域の臨床論文が多いが、日によってLancet,NEJMなども選択されている。
AM 9:00
:先週からの引き続きの実験に手を付ける。火曜〜金曜までの実験プランをこの時間帯にイメージしながら、いろいろといじっている。
AM11:45
:大学院生なので、指令を受けた院外勤務先に非常勤で働き生活している。月・火・水の午後が院外勤務日なので、実験の中断を残念がりながら(あるいは外の空気を吸って気持ちが晴れるときも)出かけていく。家庭生活が可能な収入と思われる。
PM 5:00〜帰宅
:大学に戻り、再び実験を再開する。5時間くらいの実験を院外勤務後に組んでしまうと、帰宅がPM11:00になることもあるが、基本的にはコンスタントに時間を分散しながら調整している。
●火曜日・水曜日   ほぼ月曜日の繰返し。
●木曜日・金曜日
院外勤務が無く、午前も午後も気にせず、長時間かかる実験を気楽に予定できる。
朝8時前から実験を始めると、夕方18時には結構くたびれているが、とりあえず時間のゆとりをもてる曜日となっている。月に1,2回、外来診療や病棟診療の当番業務が割り当てられるが、それはそれで日常医療の勘どころを思い出す良い機会となっている。
●土曜日・日曜日 早めの論文完成を目指しているためと思うが、平日では終わらなかった実験の続き、あるいはデータ処理をするため、休日も実験室ではなんとなく入れ替わり立ち代わり誰かが顔を合わせることが多い。ただ、患者さんからの緊急呼び出し、は無いため、時間のコントロールは工夫することができる。

大学院生活だから経験できることを以下に記載して、締めとさせていただきます。
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。参考になりましたでしょうか?
・大学では、世界で査読され認められる成果(臨床研究・基礎研究)を作ることを目指し、それを指導できる研究者もたくさんいる。
・研究成果を海外で発表する機会もわりと多くある。
・指導者だけではなく、他の市中病院出身の同年代医師と多くの時間を共有することができる。


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