臨床研究と基礎研究から質の高いエビデンスを創出する研究体制を目指しています。

　名古屋大学呼吸器内科医局では、長期的展望に立って、みなさんの呼吸器内科専門医としてのキャリアアップに責任を負っています。
　さまざまな呼吸器疾患に対する専門的資質を備えることにつながると考えますが、【多角的な視野を備えた呼吸器専門医育成】が我々の目標です。それを実現するための過程が入局であると思います。
　勤務医を目指す医師にとっては豊富な関連病院から将来の職場を選択できます。
　開業を目指す医師にとっては350名近い同門会の支援を受けることが可能です。
　呼吸器内科を専攻して、知的好奇心を探究する機会を探している先生方には、我々は、呼吸器分野の分子生物学的・生理学的な基礎研究、更には臨床研究を共に推進していただける環境を大学院博士課程への入学として積極的にサポートしています。大学院博士課程に入学することは、その後の呼吸器内科専門医としてのキャリアにとても重要であると考えられます。それはたくさんの同年代の先生や在局の先生方と議論を深め、論理的考察ができるようになるからです。現在、大学院博士課程において十分に学べる環境を提供できる体制が整っています。
　さらに発展して、国内・海外留学をすることは、国際的な人事交流の中、新たな自分を見つけるには最適な時間であると考えます。国内・海外留学で得た知識・技術を名古屋大学呼吸器内科に注入してさらに発展をさせてくれる先生方がいれば、これほど素晴らしいことはないでしょう。我々は留学希望者に対しても様々な形で支援しています。
　名古屋大学関連病院で初期研修、後期研修を行っている先生方にとっては、一つの病院で初期研修、後期研修、呼吸器内科専攻というキャリアパスを形成する場合どうしても得られる情報に偏りが生じてしまうことがあります。我々は名古屋大学呼吸器内科メーリングリスト等を介してさまざまなキャリアパスの情報などを発信しています。入局していただいた先生方には、1）最新のキャリアパスの情報、2）呼吸器内科学を研鑽されているみなさんへの大学院博士課程の情報など、みなさんが得たい情報について直接お届けすることが可能です。また、医局長が窓口になりみなさんからの相談を受けて最善の提案ができるように努めています。
過去5年の名古屋大学呼吸器内科への入局者数は1学年に約10名の入局者を迎えることができています。