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呼吸器内科の特徴は、診る疾患が腫瘍、アレルギー、膠原病、感染症、びまん性肺疾患、急性呼吸不全など非常にバラエティーに富んでいることだと思います。いろんな知識を身につけなければなりませんが、その分充実感も大きく、様々な疾患に対応する能力を身につけることができます。医療の専門化、細分化が進む中、内科の中でも総合内科的な一面をもっているのは呼吸器内科の大きな特徴です。
このように多様な疾患を取り扱うので、将来ある特定の領域のスペシャリストになりたいときもいろんな選択肢が呼吸器内科にはあります。
若い先生方、医学生のみなさんへの教授からのメッセージも是非ご覧ください。
いろんな理由があると思います。Q1でお答えしたように疾患バラエティーが豊富だから、研修したときの先生達の雰囲気がよかったから、尊敬する先生が呼吸器内科にいたから、サークルの先輩に誘われた、などなど…いろんなパターンがあると思います。身近な呼吸器内科の先生や大学の医局にいる先生に聞いてみるといいと思います。みんな喜んで答えてくれると思います。
「こういうタイプのひとは呼吸器内科に向いている!」という答えはとくになく、みなさん呼吸器内科医になれると思います。「患者さんを治したい」、「自分は何かの形で社会に貢献したい」…そんな心があれば十分だと思います。
呼吸器内科のキャリアは多様です。まず、将来、臨床家となることを目指すのか、研究主体のキャリアを積みたいのか、臨床と研究の両立を目指すのか、というところでも変わってきますが、いずれの道も選択することができます。また、Q1でお答えしたように、呼吸器内科は多様な疾患を取り扱うので、将来ある特定の領域のスペシャリストになりたいときもいろんな選択肢があり、呼吸器内科医になった後に決めることができます。
名大呼吸器内科のキャリアパスも是非みてください。
十分できます。実際、臨床と研究を両立している先生はたくさんいます。両立が可能になるかどうかで大切なのはみなさん自身の心持ちだと思います。
確実に増えていくと思います。肺癌、COPD (慢性閉塞性肺疾患)、肺炎をはじめとする多くの疾患は増加傾向です。ぜひみなさんに呼吸器内科医になって頂いてこれらの患者さんを助けてあげて欲しいと思っています。
通用できます。呼吸器内科領域では多くの先生が国際的に活躍していて、世界のオピニオンリーダーになっている先生がいます。
呼吸器内科だけに限らずどの科に進んでも医療関係者である以上、感染症の患者さんと接触することは避けられません。呼吸器内科には結核に代表される感染症がありますが、逆に感染症の患者さんを診ることで適切な感染対策を学び、自らその対策をとることができるようになります。
内科学会、呼吸器学会は必須になります。それ以上は、専門としたい分野は何か?将来勤務医を続けたいか、開業したいかによっても多少異なりますが、呼吸器内科関連の学会はリンクを参照してください。
仕事の中で楽しいこと、プライベートで楽しいこと、いろいろありますが、仕事においては充実感を味わえるときはたくさんあると思います。自分が決定した治療で患者さんがよくなり、「ありがとう」と言われたときはこの上ない喜びでしょう。コメディカルスタッフと困難を乗り越えてチームで目標を達成したときなども、個人だけでは味わえない充実感があり、これがいつしか「楽しい」と感じるのではないでしょうか。
プライベートは、みなさん次第ですね。仕事とプライベートの時間を上手にメリハリつけて過ごすことがお医者さんには重要かもしれません。



















大学院進学は、多角的な視野を備えた呼吸器専門医育成としてのキャリアパスの中でお勧めします。大学院案内をご参照ください。
大学院進学、大学帰局することで、みなさんはいろいろなことを体験できるでしょう。平成24年4月時点で、名古屋大学在局者は41名です。博士号を取得することも極めて有意義ですが、大学帰局のもう一つの財産はこれらの先生たちとの「人の輪」が広がることだと思います。困ったときに相談でき、助けてくれる「仲間」が増えることは大きなメリットではないでしょうか。

















