大学院案内 医学生、医師の皆さんへ

大学院を修了した先生からの一言

 私は大学院1年生を豊橋市民病院で過ごし、2年生で大学に帰局しました。大学帰局後は1年生を外病院に勤務していたこともあり、3か月間大学で臨床を行い、その後研究生活へ入りました。
 研究生活では、肺がん研究グループへ所属し、近藤征史先生・佐藤光夫先生の御指導のもと肺がんの基礎研究をさせていただきました。同時に、臨床研究として肺がんのII相試験の事務局をさせて頂く機会に恵まれました。近藤先生、安藤昌彦先生(現在名古屋大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究支援センター)、森瀬昌宏先生(現在国立がん研究センター東病院)の御指導を頂きながら、プロトコールの作成や研究の運営に携わらせて頂きました。市中病院では主治医をしながら他の業務をこなさないといけないところが、大学院生活では、代務と当番業務以外臨床と離れているので、両者に集中して行うことができました。その点は非常に有意義だったと思います。
 大学院で唯一の収入ともいえる代務に関しては、企業から市中病院の外来業務、検診病院まで給料や忙しさも様々です。市中病院での外来業務では、それぞれの病院の特色を知ることができる上、その病院のスタッフと交流でき、多くの先生と知り合いになれると思います。
 大学院では同年代の多くの先生と一緒に仕事ができるという利点があります。それぞれ得意分野があり、何を聞いても的確な提案をしてくれます。私の同期は比較的人数が多く仲もよいので、大学院を卒業して皆ばらばらになってしまいましたが、定期的な飲み会も行い、情報共有したりしています。
 大学院生活は本当にあっという間に終わってしまいます。その時間を如何に有意義に過ごすかはそれぞれの先生にかかっていると思います。私自身も今から考えると、多々反省するところがあります。これから大学院に入られる先生には後悔せず有意義に過ごせる様、頑張っていただきたいと思います。


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